FAQ
よくあるご質問
- Q 営業系の事業ですが、営業マンの管理ではどのような点に注意すべきでしょうか?
- A. 労働時間の管理が難しくなる傾向にあります。営業マンは成果にコミットした報酬体系が好まれますが、過度な成果型になると法令上の原則と抵触しやすくなります。また、残業代の計算の観点から、毎月の変動インセンティブを支給するような運用は管理が煩雑になります。営業インセンティブについては給与と切り分けて、年2回ないしは3回の賞与にて支給するという形が望ましいと考えます。
【営業マンの労務管理 不適切な事例】
◆営業マンは営業の都合上で名刺上の肩書きが実態より大きめに付いていることが多いのですが、これをもって一律に管理監督者とするような取扱いは不適切です。
◆一定の営業手当を固定的に支給して、これに残業代が込みになっている運用は、手当の趣旨や対価性が不明確になりやすいため不適切です。
◆営業マンに一律で「事業場外みなし労働時間制」を適用するのは不適切です。
◆営業マンに裁量労働制を無理矢理適用するのは問題外です。